DIY

初心者でもできる!?車の錆取りから塗装まで、DIYレポート ~汗と涙の奮闘記~

今回、自分の愛車に錆が出てきてしまったので、缶スプレーを使い、DIYで補修した体験談を載せようと思います。正直、真似はしない方がいいと思いますが、もし実践される方がいましたら、お役に立てると幸いです(*’ω’*)自己責任で・・・。

1.結論

  • 思っていたよりかなり大変(; ・`д・´)特にルーフということもあって、DIYでは作業効率が低い(ノД`)・゜・。
  • 仕上がりは当然今一つ・・。でもワンボックスカーのルーフなので、他の人や他の車からは見られにくい(-_-;)
  • コスパはかなりいい(‘ω’)むしろこの為に実践したようなもの・・。

2.錆が出た原因

今回錆が出てしまった愛車は、日産セレナです。購入して約10年経過しているため、仕方ないと言えば仕方ないように思います。また、ここ2年ほどは乗車頻度も少なく週2回程度。週5日はカーポートにも入れず、夏も冬も野ざらしでした(-_-;)

とある春の日、ガソリンスタンドにて初めての洗車機に入れたことで小さい傷がついたのか、ルーフに2~3か所ほど、各数cmほど塗装が剥がれているのを後日発見(; ・`д・´)

後日と言っても、秋か冬だったと思います。

車の塗装は、一度もしたこともなく、依頼したこともありませんが、高いイメージがあります。実際、写真のような大きさだし、目立つ場所でもないので、多少失敗しても腐食が防げればいいか、ぐらいの温度感で、自分でDIY補修を決意(; ・`д・´)それがアマカッタ・・

わんだる
わんだる
こんなこと初めて(; ・`д・´)

3.準備の前に

実は今回の錆補修と塗装、何度か失敗してます(ノД`)・゜・。というのは、上の画像にある錆の数がかなり多く、塗装の剥がれもひどく、剥がれの部分に高圧で水をかけるだけでもみるみる剥がれていくという・・。これリコールなんじゃないの!?と思うぐらい剥がれました(-_-;)その結果、補修部位がかなりの広範囲になってしまい、一気に補修しようと思い取り掛かったのですが、作業自体初めてだったので、道具の量や時間の目途が立たず、1日かけても下地の途中までしか進まず、しかも道具(スプレー缶など)が尽きてしまうという・・。ガレージがあるわけでもなく、そのまま越冬を余儀なくされ、春にはさらに錆が大きくなっていました(-_-;)その失敗を踏まえ、春からは1日1箇所のペースで補修しています。

もし自分のように、一人DIYで、ガレージもなく、設備もなく、広範囲の補修をトライしようと思われるなら、1日1箇所補修ぐらいの気持ちでやられた方がいいと思います(*’ω’*)

以後掲載する写真は、上記の理由から、補修部位や時系列がおかしい箇所がありますが、やっていることと、お伝えしたいことは変わらないので参考になれば幸いです(*’ω’*)

4.準備編

まずはYouTubeで情報収集(; ・`д・´)色々な本職の方々が、動画を作成して下さっており、いくつか拝見させてもらいました。その中でも一番分かりやすく参考にさせてもらったのが、PIT 〇NEさんの動画です。トークも編集も素晴らしく、とても分かりやすかったです(*’ω’*)本職の方が、市販の缶スプレーを使い車の塗装をしていくという動画で、何本かあったので何度も視聴し、必要な道具を書き出し購入。

とりあえず初期に購入したものの写真です。ほとんどAmazonで購入していますが、一部楽天やカー用品店やホームセンターで購入しています。

5.錆落とし

とりあえず錆を落とさないと始まりません(; ・`д・´)調べた動画は、あくまで塗装のDIYであって、その前段階の錆落としはほとんど調べずにトライ(ノД`)・゜・。写真では載せてないですが、サンドペーパーの60番や120番でこすったり、小道具を使用し、何とか錆を落とします。錆が残っていると、上から塗装をしても錆が侵食すると思われるため、入念に錆を落とします。

使った道具

SK11(エスケー11) サビ取りアフロ君 ジュニア 六角軸 電動ドリル/インパクトドライバー用 かため#150

わんだる
わんだる
電動ドライバーに装着し錆を落とす道具。期待値は高かったのですが、アフロ部分と軸部分が分離してしまい、軸は回転するがアフロは回転しなくなりました(-_-;)使い方がマズかったのかも・・

ホルツ 補修用品 サンドペーパー用 サンディングブロックプラス 大小2個入り

わんだる
わんだる
これは錆を落とす時も、サンドペーパーを使う時にも有効です(*’ω’*)

ホルツ 補修用品 サビ取り 消しゴム 細目#120

わんだる
わんだる
これは、錆はよく落ちました(‘ω’)しかし、消耗も激しく、錆落とし目的なら、粗目のサンドペーパーでもいいと思います。

ホルツ 補修用品 錆取り剤 サビ取りクリーム ラストリムーバー 70g

わんだる
わんだる
これも購入したけどあまり使いませんでした。
とにかく楽をして錆を落としたいと思い色々試しましたが、結果的に錆落としは大変でした(ノД`)・゜・。

6.ペーパーがけ(足付けと呼ぶらしい)

さて、いよいよペーパーがけです。錆を落とすのに、かなり粗い番手で削ったので、傷がたくさん入っています(ノД`)・゜・。ここまで来たら後には引けません(; ・`д・´)

1.マスキングテープで境界線を作ります。一部養生したりしなかったりしています。

2.濡らしたウエスで、表面の汚れを綺麗に拭きます。何でもいいのでとにかく綺麗にします(; ・`д・´)

3.320番の耐水ペーパーに水を付けながら、段差を取るように削る。※同じ方向ばかりではしない。

4.600番の耐水ペーパーでさらに傷を細かくする。(320番の傷の外まで磨く)

5.1000番の耐水ペーパーで、さらに600番より広範囲に磨く。

わんだる
わんだる
ペーパー類は結構使用しました。コスパの事もあったので、上記以外にホームセンターで大きい耐水ペーパーが100円程度で売っていたので、それも購入し使用しています。

6.キッチンペーパーにシリコンリムーバー(脱脂)を付けて拭く。

7.マスキングテープや新聞で養生する。新聞は方向によっては小さな穴が開いているため注意(; ・`д・´)

スリーエム 塗装用マスキングテープ 建築塗装用 243J Plus 18mmX18m 7巻入り

Holts(ホルツ) ホルツ 補修用品 マスキングシート 55㎝×8m Holts MH927

和気産業 マスキングマスカー 幅1100mmX長さ20m はみ出し対策 飛散防止 室内壁 CMー032

わんだる
わんだる
養生は、マスキングシートも便利でしたが、コスパの関係上、メインは新聞を使用しました。

わんだる
わんだる
なんとなくこんな感じ

7.缶スプレー(プラサフ編)

いよいよスプレーを使います(; ・`д・´)養生部分を少し広げてプラサフ4~5回塗ります自分の場合は7~8回塗ってます。気温が低い場合は温めるとよいみたいです(温めすぎはNG)

1.毎回しっかりと振って、段ボールか何かに試し拭き後塗ります。1回目は塗ったか塗らないか分からないぐらいでOK(; ・`д・´)

2.ドライヤーで乾かす。薄くしか塗っていないため、養生部分についたプラサフを触って、乾いていればOK。しっとりしていたらNG。

わんだる
わんだる
車は白だったので、白色にしています。

3.以後、2回目、3回目、4回目、5回目、6回目、7回目、8回目も同様に行い、傷が見えなくなるまでやる。自分の場合、なかなか傷が見えなくならない箇所もあり、そのまま塗装して失敗した箇所もあります(ノД`)・゜・。養生範囲をキッチリ塗るのではなく、端に行けば行くほどフワッとぼかすように塗る

4.だいたい7~8回目を終え、ドライヤーで乾かしたら30分~1時間置く

5.不要なマスキングを外す。

わんだる
わんだる
うっすら浮いた箇所や、境目や段差は、苦肉の策として、次のペーパーでの過程で目立たなくする(ノД`)・゜・。

8.ペーパーがけ(プラサフ~色スプレー前)

プラサフで塗ったところは、ザラザラしているので、耐水ペーパーで研ぐ必要があります。ただ、ペーパーを強く当てすぎると、またすぐ傷が出てくるらしいので、優しく磨く(*’ω’*)。

1.1000番の耐水ペーパーでザラザラがなくなるまで磨く。ぼかした部分はプラサフが薄いためすぐ取れるけど、本塗りしたところは少し強めに磨く。ツルツルになるまで磨く(; ・`д・´)

2.その後、1200番の耐水ペーパーで、クリアが乗る部分だけ研ぐ。プラサフを塗っていない外の方から、プラサフとのキワも磨く(; ・`д・´)

3.脱脂を行う。

9.缶スプレー(塗装編)

色を塗る前に、しっかり養生する(; ・`д・´)範囲はプラサフの時よりも更に広めに養生をしする!

わんだる
わんだる
こんなイメージ

車のボディーカラーはどこに書いてある?

運転席または助手席のドア開口部(ドア枠やピラー部分)

ドアを開けてボディー側を見たとき、ドアの側面付近やピラーと呼ばれる柱部分にステッカーやアルミプレートが貼り付けられています。ここに「Color」や「C/TR」などの項目でカラーコードが記載されている場合が多いです。

エンジンルーム内

ボンネットを開け、エンジンルームの奥やサイド部分の壁にステッカーまたはプレートが貼り付けられているケースがあります。日本車ではアルミプレートタイプが主流ですが、ステッカータイプの車種もあります。

トランクルーム内

車によってはトランクのスペアタイヤ収納部や内側の壁面部分にステッカーが貼られている場合があります。主に欧州車などで見られることが多いです。

取扱説明書

車によっては、カラーコードやボディーカラー名がマニュアルに明記されていることもあります。ラベルやプレートが見つからない場合は、まず取扱説明書を確認してみましょう。

色スプレーは6~7回必要とのことでした。自分の場合は、下塗り用と上塗り用があったので、下塗り4回、上塗り3回程度のイメージで行いました(*’ω’*)

ホルツ 下塗り 純正塗料スプレー カーペイントニッサン QAB ブリリアントホワイトパール3P下塗り 300ml

わんだる
わんだる
【下塗り】と【上塗り】があるので注意です。実は途中まで【下塗り】の存在を知らず買わずに行っていたため、使用本数は3本でしたが、実際は4本以上は必要だと思います。

ホルツ 上塗り 純正塗料スプレー カーペイント 日産車用 QAB ブリリアントホワイトパール3P上塗り 300ml

わんだる
わんだる
【下塗り】と【上塗り】があるので注意です(+_+)3本使用してます。

1.色缶スプレー良く振って、段ボールなどに試し拭きして1回目塗装。垂れるので簡単に行う。

2.プラサフと同様、ドライヤーで乾かす(艶が引くまで)※ドライヤーは近付けすぎると、風圧で塗装が揺らぐため、近付け過ぎない(; ・`д・´)

3.次から、ちょっとずつ範囲を広げていくイメージで拭く。ドライヤー。

~繰り返し~

4.7回~8回目を終えたら、最後にムラ取り目的でのスプレー。遠ざけて大きく「サラッ、サラッ、サラッ」の感じで塗る。

5.その後5分置く。

6.クリアを塗る。クリアは、塗る前にドライヤーで軽めに温める。暖かい季節だと不要。温めすぎは爆発の恐れがあるため注意が必要(; ・`д・´)

ホルツ ペイント塗料 クリアペイント A-4 300ml

7.良く振って、試し拭きして1回目塗る。ドバッとは絶対にいかない!表面に艶が出るから、次すぐ行けばOK!

8.2回目塗布。結構艶が出てるから少し置く。垂れやすいため。

9.艶を一定させるため3~4回おこなう。※通常はドライヤーで乾かさない(ホワンと動くため)

わんだる
わんだる
クリアは正直なところ、使用目的が分からず・・。終盤に軽く吹きかけただけだったので1本程度しか使用せず。しかし、終わってからかなり重要なものだったということが発覚(+_+)本数はもっと必要だと思います。

10.ぼかしスプレーを塗る。

ホルツ 補助スプレー ボカシ剤 A-8 300ml

最後ぼかしで養生付近を塗る

11.柔らかい感じにしたかったら、完全に乾く前に下の方の養生を取る。

12.乾燥してマスキング全部取る。

わんだる
わんだる
このボカシ剤も正直なところ、使用目的がそこまで分かっておらず、1本のみの使用。色のムラを和らげる効果があるのかな?ただ、ムラが出来ていますが、ルーフのためほとん見えず(-_-;)

10.仕上げ磨き

1.Holts耐水サンドペーパー仕上げ専用2000番を水につけて磨く。

わんだる
わんだる
このペーパーセット、2000番以外の使い道が分からず・・。毎回2000番だけ使うので、別で下の画像のも購入(-_-;)

IROKCAKPT 紙やすり 耐水ペーパー セット #2000番

2.プロスタッフ(Prostaff) 魁磨き塾 三兄弟 洗車用品 コンパウンド 傷消しコンパウンドで、磨く。

A(粗キズ用)B(小キズ用)C(艶出し保護)の順番で磨く(; ・`д・´)

車体に付けて、磨き用クロスと艶出し用マイクロファイバーで磨く。

わんだる
わんだる
削りすぎると缶クリアが削れるので注意

11.おわりに

長文をここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。DIYでの錆補修から塗装まで、失敗や試行錯誤の連続でしたが、作業を通じて「車の塗装ってこんなに大変なんだ・・」ということを実感しました(; ・`д・´)

もちろん、プロの仕上がりと比較すると程遠い部分も多いですし、道具や場所の問題で効率も悪かったのは事実です。それでも、一から自分で調べて、手を動かしながら学べた達成感は大きかったです(*’ω’*)「仕上がりを何より重視する方」や「愛車をもっと長く乗りたいという方」は、専門業者へ依頼するのがおすすめですが、「コストを抑えたい」、「自分で挑戦してみたい」という場合は、今回の体験が少しでも参考になれば幸いです。

最後に、DIYはあくまで自己責任。作業途中に不安を感じたり、迷ったりしたら、ぜひプロに相談したり、もう一度情報を集め直すなど、慎重に進めてくださいね(; ・`д・´)大切な愛車を長く大事に乗っていくためにも、錆や小さな傷が見つかったら早めに対処することが大切です。今回の私のように「気づいた頃には大惨事・・」とならないように、ぜひ小まめなチェックを心がけてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

わんだる
わんだる
ありがとうございました。